2016.05/06(Fri)

Get back in Love ①


大変お待たせしました。
やっと【1万HIT記念】をUPします!ヾ(。・∀・)ノ゙☆

『Get back in Love』
ご存知の方もいるかもしれませんが。
山下達郎の名曲で、とっても大好きな曲なんです♪
なので、とっても大好きな【類つく】にぴったり~…と1人で感動してました(〃艸〃)ムフッ
7話構成でお送りします(´▽`*)


『Be with you』の方もがんばって書いてます!
のんびりな更新で申し訳ありませんが、のんびりお待ちくださいませ♪


では…。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


ー…ねぇ、花沢類。
 あたしにとって、1年365日のうちで、3月30日はとても特別な日なんだ。
 あなたがこの世に生を受け、そして成長を重ねてきた日。
 その日々の多くを、あたしは知らないけれど。
 これから迎えるこの日を心からお祝いしたい。
 許されるならば、その隣で…。



フッと浮上した意識。
目を開けて、映るその景色。

ー…ここ、どこだっけ…

見覚えのない、ホテルの一室。
独り、残されたベッドの上。
一緒にいたはずの人の姿は、そこにはなくて。
思い出すのは、弄ばれた痛みだけ。
その相手の顔すら、見ていなかったことに気付く。

怠い体を起こし、ぬるくなったミネラルウォーターを口にする。
その脇に置かれた、1枚のメモ。

『よかったよ。また指名するから、よろしく』

それを見なかったように握り潰し、ゴミ箱に捨てた。





数か月前。
大学からバイト先へ向かう途中、つくしの携帯が着信を告げた。
見覚えのない番号に訝しみながらも、通話ボタンを押す。

『牧野つくしさんですか?
 あなたのご両親と思われる遺体が発見されました。
 確認していただきたいのでお越しください。場所は…』

両親の訃報に驚きながらも指定された場所へ向かった。


そこにいたのはガラの悪そうな数人の男たちだった。

「あ、の…?」

「あんたが牧野さんの娘?」

値踏みするような視線に、背筋が凍る思いがした。

「そうですけど…何か?」

「おたくのお父さんに連絡が取れなくてね。
 貸したお金も返してもらえないし、こっちも困ってるんすよ。
 居場所、知りません?」

「え?両親は亡くなったんじゃ?」

つくしの言葉に、白々しい笑みを浮かべる男たち。
その様子で騙されたことを悟る。

「とにかく、お父さんと連絡が取れるまで、あんたが返してよ、お金」

「え?何であたしが?」

「娘だから、だろ?そんな簡単なこともわかんねぇの?」

両親の負債を返済するように迫る業者。
返済義務はない、というつくしの言葉に耳も貸さず、『返せないなら体で払え』と無理矢理連行された。
抵抗するつくしの思考を奪うように、何日も何日もその身も心も蹂躙し続けた。
そんな日々に、つくしの心は感情の色を失くしていく。

つくしに抵抗する気力が失せた頃、借金返済のための『仕事』が始まった。
客の待つホテルへ連れて行かれ、その場に現れた男に抱かれる。
抵抗すれば容赦なく罰が与えられる。
それを恐れ、言われるがまま見知らぬ男たちにその身を晒す。
嬌声をあげることも、快感もない。
苦痛でしかないその行為が終わるまで、ただひたすら目を瞑っていた。


テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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