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夢見月~Primavera~

Everlasting Love ①
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Everlasting Love ①

4万HIT、ありがとうございます!!これもひとえに皆さまのおかげ…本当に感謝感謝です!そして、前回お知らせしたとおり、4万HIT記念のお話をお届けします。CPは類つく。原作の設定は忘れてくださいw全9話です。3時間おきに更新していきますね~少し長いですが、よかったらお付き合いください♪☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆『あたし、おっきくなったら、るいのおよめさんになるっ!』無邪気な笑顔。あどけない妹が可愛...
Everlasting Love ②
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Everlasting Love ②

腕に感じる華奢な体。最後に触れたのはいつだっただろう。ずっと見守ってきた妹は、触れることすら許されない存在になっていた。近い将来、俺ではない誰かの元へと嫁ぐ。彼女が俺だけのものになることはない。頭ではわかっているのに、心は彼女を求めてやまない。暴走した想いは捌け口を見つけることなく、また心の奥底に戻っていくしかないのだ。いつもであればすぐに復旧する停電も、今日はやけに長い。でも今はそれでいい。つく...
Everlasting Love ③
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Everlasting Love ③

「ねぇ、つくし…知ってる?」その腕を引き寄せ、この腕に囲う。直に触れた肌の感触に、俺の理性は白旗を上げた。「裸で抱き合った方が温まりやすいんだって」「え…でも…」恥ずかしそうに視線を彷徨わせる。けれど、俺の腕から逃げようとする素振りはない。そのままベッドへ潜り込み、俺の熱を分け与えるように、肌を密着させた。窓の外の閃光が俺たちを照らす。ビクッと身を強張らせるつくしの耳元で、小さく囁く。「雷が怖くなく...
Everlasting Love ④
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Everlasting Love ④

直に触れる肌に熱を移すように、その身を合わせる。つくしの漏らす吐息に熱を感じ、荒く上下する胸元にキスを落とす…瞬間。ー チカチカッ…通電を再開した人感センサーがLED電球を灯す。柔らかい色の間接照明が室内を照らし、その全貌を明るくした。突然明るくなった視界に、つくしの動きが止まる。と同時に、カァっと耳まで真っ赤に染まる。「あ、停電直ったんだっ!」咄嗟に離れようとするのはわかりきったこと。それを当然の...
Everlasting Love ⑤
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Everlasting Love ⑤

あれから5年。俺は大学を卒業し、父親の片腕としての地位を確立した。若輩ながらも専務の職に就き、忙しい日々を送っている。つくしは高校卒業直前に、海外へと渡り、むこうの大学へと進学した。もともと努力家の彼女は大学でもその実力を発揮し、この6月に無事大学を卒業した。卒業後は日本へと戻り、俺の専属秘書として、一緒に花沢の仕事をしている。父親はつくしに要職の椅子を用意していたが、つくしはそれを断った。自分が...
Everlasting Love ⑥
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Everlasting Love ⑥

「ごめん…突然でびっくりしたよね」「…どういうこと?」二人きりのリビングで並んで座る。カレンは買い物に行くと言って出かけ、少年は家庭教師と共に近くの公園へと遊びに行った。状況の飲み込めない俺に、つくしは申し訳なさそうに、これまでの経緯を話した。「5年前のあの日から暫くして、ルークを身籠ったのがわかったの。 真っ先に類に相談しようと思ったけど、お母さんにバレちゃって。 父親が類だっていうのもバレてた。...
Everlasting Love ⑦
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Everlasting Love ⑦

泣き崩れたつくしを、買い物から戻ったカレンはヤレヤレといった風に、その身を抱え、隣の部屋へと連れて行く。それを見るともなしに見送り、俺は溜息を吐いた。怒っているのか、悲しいのか、よくわからない。この5年、母としてがんばってきたつくしに、俺は何もしてやってない。そして、あの子にも、俺は父親として、何もしてやってないんだ。「…今更、どの面下げて父親だって言えるんだよ」あの嵐の日。己の欲望のままにつくし...
Everlasting Love ⑧
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Everlasting Love ⑧

帰国して数日後、輝が寝た時間を見計らって、親父が俺たちを呼び出した。大事な話をする時は、決まって親父の書斎へと通される。ついにこの時が来たか…と覚悟を決め、その扉を叩いた。『入りなさい』穏やかな声音に少しだけ安堵するが、まだ気は抜けない。帰国してから、親父とは殆ど顔を合わせてなかった。帰るなり叱責されると思っていた俺は、邸の中の変わり様に驚いた。それはまるで輝が来るのをわかっていたかのように、子供...
Everlasting Love ⑨
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Everlasting Love ⑨

「つくしの戸籍を花沢へ移さなかったのは、もしかしたら親族が引き取りに来るかもしれないという期待からだったが、今となってはそれでよかったと思ってる」「どういうこと?」「近親間での婚姻は認められていない。 それは戸籍上での話だ。 お前たちの戸籍は同一ではない。 だから…お前たちの結婚は認められるんだよ」「え…」「まぁ、驚くのも無理はないさ。 でも、私たちの中では、類の相手はつくししかいないと思ってるんだ...