2017.01/31(Tue)

大事なモノ


ども(・ω人)ども

『THAT NIGHT』、お楽しみいただけてますか?
ピンチの時の花沢類はやっぱ外せませんよね♡
そんな折に、類を助けたこの男…。

そう!
今日は司の誕生日~♪
ってことで!

Happy Birthday~司♪


いや~、いいタイミングで登場したよね!(笑)
あ、全然狙ってませんよ?( *´艸`)
たまたまです、たまたま!!

ま、そういうことで。
【司誕】記念SSは『THAT NIGHT』のあのシーンを司目線でお送りします♪
いくつになっても、F4の絆は最強ですよね!(`・ω・´)


ではでは、よかったらお楽しみくださいませ(*^-^*)


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


1月31日。
毎年行われる、1年のうちで一番退屈なパーティ。
方々から掛かる祝福の声も、全然有難いとは思わない。

ー 早く終わんねぇかな…

そう思いながら周りの雑音を遣り過ごしていると。

「よぉ、司。誕生日おめでとう」

「おめでとう、司」

「ん?あぁ…総二郎とあきら、か」

英徳幼稚部からの腐れ縁の男たち。
学生の頃は俺ら4人で『F4』なんて呼ばれていた。
それも大学を卒業してからは、それぞれの家業に忙しくなかなか会うこともなくなっていた。
毎年、この日は4人で集まってたのに。

「類はどうしてる?」

去年の年末、花沢でひと騒動あったのは聞いている。
それで、類が花沢の家を出たことも、秘書から伝え聞いていた。

「あぁ、元気だったよ。
 何か、やっとやる気出したみたい」

「へぇ…あの類が?」

「守りたい女ができたんだってよ」

「何だとっ!?」


俺ら4人、家柄と容姿のせいで、女に事欠くことはなかった。
総二郎は学生の頃から『13股は当たり前』なんて豪語してたし、あきらは『マダムキラー』の異名を持つほどだった。
その点で、俺と類は違っていた。
類も適当に遊んでたみたいだけど、あいつの性格上、それは長続きした試しがない。
俺に至っては、そんな破廉恥なことは…って、何言ってたんだろうな。
それも若気の至り、か。
今でもそんな遊びはしたいと思わない。
恋愛のスタンスなんて人それぞれでいい。

けど、類にそんな相手ができたのは、正直驚いた。

「でさ、この前、類の秘書やってた田村に連絡取ったんだ。
 あいつがどうしてるのか、心配だったし。
 そしたら、類がもし助けを求めたら、手を貸してやってほしいって言われた」

「ほー…」

「で、つい数日前に連絡来て、類に会ったんだ。
 何か、吹っ切れたみたいないい顔してたぜ。
 これから会社興すって言ってたけど…もちろん協力するよな?」

「ったりめぇだろ。
 何でも言えよ…類のためなら協力は惜しまねぇ」

「そう言うと思った。
 で、会社の概要だけどさ…」

親の敷いたレールではなく、自分の道を歩き始めた親友を心から応援したい。
俺ら3人にとって、類は大切なダチだ。

ー ぜってぇ失敗はさせねぇ…がんばれよ、類!

自分のためだか、女のためだか知らねぇが、あの類がやる気を出した。
それがこんなに嬉しいことだとは思わなかった。




それから3ヶ月。
類の会社は少しずつだが、結果を見せていた。
元々頭のいいヤツだし、秘書の田村もなかなか優秀なのだろう。
花沢を退職した連中も味方に付けたと聞いている。
その反面で、花沢の業績は右肩下がりだ。
類の希望もあって、俺らはただそれを静観している。

ー けどよ…お前、本当にそれでいいのか?

本当に倒れてしまう前に、手を打つべきじゃないのか?
その真意を確かめるべく、俺は日本へ戻ることを決めた。



類がその女と暮らしているアパートは、都心に程近い所にあった。
以前住んでいた邸とはまったく違う、質素な暮らしだと聞いている。
そんなの、俺には耐えられないだろう。
けど、類にとって今が幸せなら、それを見守ってやろうと思った。


類が帰宅した。
薄暗くてよく見えないが、その足取りはとても軽そうに見える。
長い付き合いだからわかる…あいつは今幸せなんだ。

類が部屋に入っていく瞬間に、何やら不穏な表情が見えた。
車を降り、薄く開いたままのドアに近付くと、言い争う声が聞こえる。


「な、んだ!てめぇ!!…ヒトの女に手ぇ出しやがって!!」

「は?ヒトの女に手出してんの、そっちじゃん」


ー ふーん…そういうことか…


だとしたら、ここは手を貸してもいいだろう。
類にとって大切なものは、俺たちにとっても大切なものなんだ。

そっとドアを開け、勝手に部屋へと上がる。
声のする方へと足を向けると、類の背後から殴りかかろうとする男の背中が見えた。


がたいはいいが大した腕もなく、ちぃせぇ男だと思った。
傾きかけた会社での肩書をひけらかす姿に、思わず失笑が漏れる。
俺に押さえ込まれ悔しそうに吠える姿は、無様としか言いようがない。

類に帰れと言われても動こうとしない男の背中に、ドカッと蹴りを入れた。

「命が惜しけりゃ、さっさと出ていけっ!」

俺の恫喝に、恐れをなして逃げ去る男を見送る。
部屋から出た後は、うちのSPが始末をつけるはずだ。
類に声を掛け、俺も部屋を後にした。


「司様」

近付いてきたSPに状況報告を促すと、一枚の名刺を差し出された。

「…坂崎輝一、か。
 西田に連絡して、こいつを抹殺しろ」

これであいつは明日からプー太郎だ。

ー 俺の大事なもんに手ぇ出すなんて、百億年早ぇんだよ!

小さな部屋の、小さな窓から漏れる灯りをチラッと見遣る。
そして、体を張って大事なものを守ろうとした、類の背中を思い出す。

「お前ぇは一生、俺の大事なダチだからな。
 お前ぇの大事なもんは、俺にとっても大事なんだぞ…」

届かない呟きを残し、俺は車へと戻った。


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いかがでしたでしょうか?
司っぽさがちょっとでも伝わったらいいな~と思います(笑)

明日からはまた『THAT NIGHT』の更新に戻ります!
読んでいただいて、ありがとうございました(´▽`*)♪


皆さまからのコメントや拍手、本当にありがとうございます♪

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