夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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THAT NIGHT【Cap.15】

「…あんた、誰?」

怒りで声が震えるたのは生まれて初めてかもしれない。
が、男はつくしを組み敷いたまま、こっちも見ずにせせら笑う。

「あ?あぁ、お前がつくしの新しい男か?
 悪ぃけど、つくしは返してもらう。
 こいつは俺と結婚すんだから…な?つくし、そうだよな?」

「な、に言ってんのっ!
 あたしはあんたとなんか…っ」

男の拘束から逃れようと必死にもがいているのが見て取れた瞬間、俺の体が勝手に動いた。

「…離せよっ!」

男の肩を掴むと、力づくでつくしから引き剥がす。
その反動で、ガタンと大きな音を立てて男は床に転がった。

「ハルっ!」

助けを求めた腕を取り、思いっきり抱き締めた。
一瞬見えた、つくしの白い肌に胸が千切れそうに痛い。

「ごめん、遅くなって…もう大丈夫だから」

恐怖で震えるつくしを宥めるように、優しく髪を撫でる。

「な、んだ!てめぇ!!…ヒトの女に手ぇ出しやがって!!」

怒りで逆上した男は声を荒げる。
そんな男に一瞥をくれると、俺はつくしの髪にキスを落とす。

「は?ヒトの女に手出してんの、そっちじゃん。
 つくしって、最近ほんと綺麗になったよね。
 それ見て、惜しくなった?
 けど、つくしを綺麗にしたの、俺だから。
 解ったら、さっさと帰んなよ」

図星を突かれたのか、男は悔しそうにギリギリと音がするほどに奥歯を噛みしめている。

「てめぇ…よくも…!」

背後の気配で、男が拳を振り上げたのを感じ、身構えた瞬間。


「…そこまでにしとけよ」

聞き覚えのある声が男を制止する。
振り上げた腕を捕らえられ、そのまま後ろ手に捻り上げられた。

「う、ぐっ!…誰だ、てめぇ!」

「てめぇみてぇなクソに、教えてやるような名前は持ち合わせてねぇんだよっ!」

更に捩り上げられ、堪らず男は悲鳴のような声を上げる。

「ふんっ…威勢がいいのは口だけかよ」

「何だと…!!
 俺は花沢物産の建設部門の部長だぞ!
 てめぇらみてぇな小僧とは格が違うんだよ!!」

「ほぉ…そうなのか?」

突然やってきた悪友が、惚けた風に俺に聞く。

「…俺、知らない。
 けど、あんな狸ジジイの下で、よく働く気になるよね」

「何を…っ!
 おめぇにあの人の凄さが解るわけがないっ!
 あの人はなぁ…」

どれだけあの人をリスペクトしているのか。
バカバカしくて相手にする気にもなれない。
けれど、腕の中で震える愛しい女のためにも、早々に退散してもらわなくては。

「ねぇ、あんた。
 今の花沢がどんな状況か、知ってんの?
 現社長に代替わりしてから、業績は下降の一途。
 ここんとこの株価の下落は目も当てられない。
 それを食い止めようとしてた一人息子にも見限られてさ。
 その結果、前年度は本社だけで100人以上の退職者だろ」

「なっ…そんなの…っ」

「俺、これでも経営コンサルタントやってるから、その辺のことは全部知ってるよ。
 たぶん、近いうちに花沢は解体するね。
 あそこはもう生き残れない…道明寺も、美作も、花沢には手を貸さないから」

それでも、俺がいた頃はマシだった。
あの人が下手を打つ前に、俺たちが食い止めてたから。
けど、それがなくなった今、あの人の暴走を止める者はいない。

「だ、だからって何だって言うんだっ!
 それとつくしのことは関係ねぇだろ!」

「…あんたが先に言ったんじゃん。
 だから親切に教えてやったのに。
 ていうか、さっさと帰ってよ。
 つくしが怖がってる」

腕に感じる震えはなかなか治まらない。
落ち着かせてやりたいのに、この男の存在がそれを邪魔していることは明白だ。

「な、なぁ…つくし。
 俺ともう一度、やり直そう?
 怖がらせたことは謝るから…な?」

スッと伸びてきた手がつくしに触れようとする。
それをパンッと払い除け、凄むように男を睨んだ。

「触んないで。
 出ていかないなら警察呼ぶよ?」

「だとよ。
 わかったら、さっさと帰ぇれよ!」

捩り上げていた腕を解放すると、その背中に蹴りを入れる。
男は無様な格好で床に転がり、悔しそうに俺を睨む、が。

「命が惜しけりゃ、さっさと出ていけっ!」

その一言に怯んだのか、安い捨て台詞を吐き、部屋を出ていく。

「はんっ!そんな阿婆擦れ、こっちから願い下げだ!
 後から泣き付いても知らねぇからなっ!」

ドカドカと下品な足音の後、バンッと乱暴に閉められたドアの音が響く。

「つくし、大丈夫?
 もう帰ったから、安心しな?」

「…大丈夫か?」

心配そうに声を掛けられ、俺もやっと安堵の息を吐く。

「うん…ありがと、司」

「ああ…んじゃ、俺も帰るわ。
 暫くこっちにいるから、時間できたら連絡しろよ」

「わかった」

立ち去る背中に無言の感謝を送る。
静かに閉まったドアを確認すると、もう一度、しっかりとつくしを抱き締めた。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


こんな感じになってますが、いかがでしょう?
ちょっとでも楽しんでいただけてたら嬉しいな♪

そしてそして~!
明日は司の誕生日~!
ということで、明日の更新は【司誕】記念SS『大事なモノ』をお届けします♪

よかったらまた明日もお越しくださいませ(´▽`*)♪


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THAT NIGHT | 2017/01/30 06:00 | コメント(4)




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| | 2017/01/30 07:51 [編集]


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| | 2017/01/30 23:17 [編集]


オレ***ワー様
こんばんは~☆彡
コメントありがとうございます♪

お楽しみいただけて、よかったです(*^-^*)
確かに、短編の方は「えっ?」って思うような展開でしたよね(笑)
だからなのか、短編を公開した時、この二人のことを連載で書こうと思ってました。
思ったより長くなっていますが(笑)
まぁでも、オレ***ワー様の心配を払拭できたのならよかったです♪
相変わらず、類はかっこいいですしね♡

これからも楽しんでいただけるようにがんばります♪
ありがとうございました(´▽`*)
聖 | URL | 2017/01/31 03:18 [編集]


ず*様
こんばんは~☆彡
コメントありがとうございます♪

つくしのピンチとなれば、当然ですよね(笑)
そして、類のピンチを助けるのは、やはり彼らでしょう!
元彼は類と面識があるから、見たら絶対わかるはずなので、敢えて向き合わせておりません(笑)
それは後々のお楽しみにとっておきましょう( *´艸`)

司目線でのお話も、できたら楽しんでいただきたいです♪
類への愛?が溢れてる(はず)なので(笑)

またお待ちしてますね♪
ありがとうございました(´▽`*)
聖 | URL | 2017/01/31 03:34 [編集]




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