夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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THAT NIGHT【Cap.22】

その日の朝。
いつものようにつくしに揺り起こされ、その腕を引き込んで暫しの甘い時間。
ここ最近は、総会の準備やらで帰宅が遅く、まともに触れ合うこともできなかった。
朝の、この僅かな時間が至福の時。
今日はいつも以上にパワーがほしい…そう思うと、求めるキスも濃密になる。

「んっ…ハ、ル…時間…」

「ん…もうちょっと…」

逃げを打つつくしを追いかけるように唇を合わせ、漏れる甘い吐息までも絡め取る。
いつまでも終わらないキスにストップをかけたのはスマホのアラームだった。

「ちぇっ…タイムアップか」

名残惜しそうにチュッとキスを落とすと、つくしを抱き起し、乱れた服を直す。

「…もう、ハルってば…」

恥ずかし気に頬を染めたつくしが潤んだ瞳で睨みつける。
そんな顔も可愛くて、もう一度この腕に抱き締めた。

「そんな可愛い顔しないでよ…仕事行けなくなる」

「今日は大事な仕事があるんでしょ?
 早く着替えないと、遅れるよ!」

俺の腕をすり抜け、つくしは俺のコーヒーを淹れるためにキッチンへと向かう。
その背中を見送りながら、大きく伸びをすると俺もクローゼットへと向かった。



つくしが淹れてくれたコーヒーに口を付けながら、経済新聞に目を通す。
今のところ、表立った動きもなく、平穏な時間がそこにはあった。

「あ、そうだ。
 今日、仕事が終わったら外で待ち合わせてご飯行こう」

「仕事は?平気なの?」

俺からの誘いに、つくしは少し嬉しそうな顔を見せる。

「また明日から忙しくなると思うし。
 今日くらいは二人でゆっくり過ごそう」

今日が終われば、俺はまた『花沢類』としての生活に戻る。
それをつくしに伝えるための時間は確保しなければならない。

「うん、わかった!楽しみにしてるね!」

つくしは満面の笑みを浮かべ、それを心から喜んでいる。
この笑顔を守るために、今日までがんばってきたんだ。

ー 大丈夫、失敗はあり得ない。

この確信を得るため、慎重に慎重を重ね、準備をしてきた。
失敗する要素など、1つもない。

「じゃ、時間と場所は後でメールするから」

つくしが朝食を終えたタイミングで席を立つと、2人分の食器を食洗器へと放り込む。

「後で洗うから流しでいいよ?」

「今日は何時に帰ってくるかわかんないから、こっちでいいよ。
 それより、つくし、出かけるよ」

いつものように、二人揃って家を出る。
変わらない日常がこんなに幸せなんだと感じる瞬間。


渋るつくしの手を引き、田村が運転する車に乗せると、会社の近くまで送る。

「それじゃ、行ってくるね。
 ハルもがんばってね!」

「うん、つくしも気を付けて…いってらっしゃい」

軽くキスを交わし、つくしは車を降りる。
軽やかな足取りで小さくなっていくその背中を見つめていると。

「本当に、牧野様は素敵なお嬢さんですね」

ミラー越しに田村が微笑むと、俺の口元も緩む。

「うん…だから、俺、がんばれるんだと思う」

「ええ。牧野様に出会われてからの類様は、まるで違う人のようでございます」

「何それ…いいから、早く行って」

「畏まりました」

照れ隠しに視線を逸らした俺に、田村は小さく微笑むと、静かに車を発進させた。





その日の花沢物産の株主総会は紛糾した。
それもすべて、俺らが仕組んだこと。
個人株主からの糾弾を浴び、役員たちは顔面蒼白になっている。
壇上のあの人も、苦虫を噛み潰したような顔だ。

「株主をナメてんのかっ!」
「役員は全員辞めちまえっ!」
「社長の責任問題だぞ!さっさと辞任しろよっ!」

方々から飛ぶ野次にまともな答弁もできず、ただただ時間だけが過ぎていく。
これ以上は時間の無駄と判断した俺は、スッと立ち上がると壇上へと上がった。
その瞬間、あの人の顔つきが変わったのは言うまでもない。

「…いい加減、茶番は終わりにしたら?」

「なっ…!お前…!」

「もういいでしょ、これくらいで。
 …社長及び取締役員の総辞職を要求する」

俺の決議案に対し、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こる。

「何の権利があってそんなことをっ!」

顔を真っ赤にして怒り出す役員どもに一瞥をくれる。

「俺、花沢の筆頭株主だから」

しらっと言い退けた俺に、堪らずあの人が噛み付いた。

「お前はっ!花沢を捨てたはずだろう!
 今更ノコノコと戻ってきおって…!」

「アンタが俺を切り捨てたんだろ。
 だから、俺は家を出ただけ。
 息子を人身御供にすることしか思いつかない人が社員守れんの?
 倒産する前に助けてあげたんだから、感謝してくれてもいいんだけど?」

「なっ…」

「ここにいても生き恥晒すだけだから、さっさと帰んなよ。
 後は俺がやるから。
 で、二度と俺の前に顔見せないで。
 俺、会社のことはやるけど、家には戻る気ないから」

「な、んだ…っ!親に向かってその口の利き方はっ!」

なおも食い下がるその男に、会場からはブーイングが起こる。

「俺に父親はいない。
 いつまでも居座るなら、強制退場してもらう」

脇に控えていた警備員へと目で指示すると、一斉に壇上へと駆け上がり、役員たちを取り囲んだ。
あの人は最後まで何かを叫んでいたが、聞く耳などない。
引き摺られるように退場していくその姿を見ることもなく、俺は小さく笑った。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


あれ?時系列がおかしい?(-_-;)
次はちゃんと先に進みますよ~♪


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THAT NIGHT | 2017/02/08 06:00 | コメント(1)




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| | 2017/02/08 23:48 [編集]




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