夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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THAT NIGHT【Cap.33】

永らくお待たせをいたしました!

暫くぶりの更新なので、まったりな感じでお話は進みます。
なので、エピローグはもうちょっとお待ちくださいね(^▽^;)

では、どうぞ~♪


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


あたしの誕生日のお祝いに、と類が連れてきてくれたのは、雪景色の綺麗なリゾートホテル。
暖かなシャンデリアの光に包まれたエントランスを、類にエスコートされるように抜けていく。


何人ものドアボーイたちが恭しく腰を折る中、穏やかな笑みを湛えた初老の男性が類へと声を掛けた。

「類様…いえ、花沢社長、ようこそおいでくださいました」

「北山も元気そうだね」

「おかげさまで、何とかやっております。
 本日はこちらにお泊りいただけると伺い、スタッフ一同、首を長くしてお待ちしておりました」

「うん。今日は彼女の誕生日なんだ。
 急で悪いけど、よろしく」

柔らかく微笑んだ類の瞳があたしに向けられる。
それだけなのに、何だか特別扱いされているようで、頬が熱い。

「左様でございましたか…それはおめでとうございます」

類の表情に何かを感じたのか、その男性はあたしへも穏やかな笑みを向けてくれる。

「あ、ありがとう、ございます…」

何だか恥ずかしくて、思いっきり頭を下げたあたしに、クスッと笑みが降ってきた。



再び類のエスコートで向かったのはホテルのレストラン。
他にお客さんはいなくて、フロアで一番窓際の席へと案内された。
大きく開かれた窓からは一面の銀世界が広がり、ホテルに直結したプライベートゲレンデは色とりどりのイルミネーションでライトアップされている。
その淡い光が作り出す幻想的な景色に、暫し目を奪われた。

「凄い…綺麗…」

「女の子はこういうの好きだよね」

クスッと笑った類に、あたしはちょっとムッとしてしまう。

「あたし、今日で27なんだけど?」

「知ってる。去年も『今日で26なんだけど!』って言ってたよね」

「あ、言ったかも…って、そうじゃなくてっ!」

「うん。つくし、この1年で凄く魅力的な女性になったよ?」

サラッと恥ずかしげもなくそんなことを言う、この男は。
あたしにとって、魅力的…以上に、素敵な王子様なんだけど。
…そんなこと、恥ずかしくて言えないけどね。

「そ、そういうことじゃなくて…」

焦るあたしを可笑しそうに笑う類はやっぱり綺麗で。
胸のドキドキが止まらなくなる。

「ほら、乾杯しよ」

いつの間に運ばれてきたのか、目の前には小さな気泡の立ち上るシャンパングラス。
一瞬過った既視感に目を瞑り、そっとグラスに手を伸ばした。

ー 大丈夫…

細かな気泡の向こうで微笑む、愛すべき瞳を見つめる。

「おめでとう、つくし。
 今年も一緒にお祝いできてよかった」

「うん、ありがとう」

チン、と静かにグラスを合わせ、そのまま口へと運ぶ。
ピリッとした炭酸とその後に残る甘い余韻に、小さく息を吐いた。



ディナーの後、デザートには『Happy Birthday』のメッセージ付きの可愛いケーキまで出てきた。
さっき誕生日だって言ったばっかりなのに…何なの、このサービス。

「何か、凄いね…びっくり…」

「そう?」

「こんな誕生日、初めて…ありがとう、類」

心からの感謝を込めて見つめると、嬉しそうに目を細めた類の表情にドキンと胸が鳴った。

― 類ってほんと綺麗…

出会った1年前と変わらない笑顔。
それを再び見ることができた幸せは、言葉になんてできなくて。
込み上げる涙を隠すように、窓の外へと目を向けた。




窓の外。
白銀に映えるイルミネーションが舞い落ちる雪に乱反射する。
さっきよりも高い目線から見下ろすゲレンデには誰もいなくて、それが何だか寂しく見えた。

「…何、考えてる?」

フワリと包むように背後から抱き締めた類の手には、さっきと同じシャンパングラス。
はい、とそれを手渡されるが、一瞬だけ躊躇ったあたしを類が見逃すはずなんてなかった。

受け取ろうと差し出した手を躱し、グラスを置くと、あたしを抱く腕に力が籠る。
どうして、この人はこんなに敏いんだろう。
何をどう説明していいやらわからず、あたしを抱き締める腕にそっと手を置く。
何か言わないと、と思って口を開こうとした時、それを類の声が遮った。

「つくし、外、見てて」

言われるがままに、窓の外へと目を向ける。
すると、カラフルなイルミネーションが1つずつ消えていき、最後にはナイター照明まで消され、ゲレンデはぼんやりとした雪明りの中に沈んでいった。

何が起こるのかわからず、暗闇に目を凝らす、と。

「あ…」

ゲレンデの頂上付近から、赤々とした光が流れるように下ってくる。
それが1つ、2つではなく、幾重にも重なり、光の河となってゆっくりと流れていく。

「…凄い」

その光景に目を奪われていると。


ヒュゥゥゥゥ~…ドンッ…


雪雲に覆われた夜空に、キラキラと輝く大輪の花火。
空気を震わせ、咲いては散る光に、瞬きも忘れて見入る。

「類…これって…」

「ん。誕生日プレゼント。
 本当ならちゃんとした物を準備したかったんだけど、時間なかったから…」

これで許して?と囁く声に、思わず涙が溢れた。

「…っ…類…!」

振り返り、類の首に腕を回し、強く抱き締める。
そのままキスを強請るように背伸びをすれば、嬉しそうに微笑む類が近付いてくる。

煌めく七色の光に祝福されるように、何度も何度もキスを交わす。
雪空を彩った光の花々は、あたしの心の中でいつまでも咲き続けていた。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


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THAT NIGHT | 2017/03/03 06:00 | コメント(8)




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| | 2017/03/03 08:15 [編集]


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| | 2017/03/03 09:49 [編集]


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| | 2017/03/03 23:36 [編集]


み**ゃん様
コメントありがとうございます(*^-^*)

更新、お待たせしてしまって、すみませんでした(^▽^;)
ひな祭りが誕生日でも、あんまり変わんないですけどね(笑)
学期末やら年度末やらで、落ち着かない時期ですし。
ちゃんとお祝いしてもらった記憶があまりないんです(-_-;)

体調も一進一退しながら、だんだん落ち着いてきてます。
これからだんだんに更新ペースを戻していくつもりなので、またよろしくお願いします♪

ありがとうございました(´▽`*)♪

聖 | URL | 2017/03/04 08:58 [編集]


h**o様
コメントありがとうございます(*^-^*)

体調は一進一退ですが、だんだん落ち着いてきました。
ご心配をかけて、本当にすみません。
無理はできませんからね…ボチボチやっていきます。

久々の甘々な類くん、いかがですか?(笑)
よかったらまたお越しくださいね♪

ありがとうございました(´▽`*)♪
聖 | URL | 2017/03/04 09:01 [編集]


マ*ン様
コメントありがとうございます(*^-^*)

ひな祭りが誕生日でも、あんまり変わんないですけどね(笑)
学期末やら年度末やらで、落ち着かない時期ですし。
花粉症の時期だったりしますしね(^▽^;)

お話、楽しんでいただけたら嬉しいです。
またお待ちしてますね!

ありがとうございました(´▽`*)♪
聖 | URL | 2017/03/04 09:05 [編集]


ha****wa様
コメントありがとうございます(*^-^*)

やっと更新できて、私も一安心です(笑)
忙しい時にも拘らず、読んでくださってありがとう(≧▽≦)
ha****wa様の癒しのお手伝いができてよかったです♪
あきらきゅんのSSはもう少しお待ちくださいね(^^♪

無理して更新しても意味がないですからね。
マイペースでやっていきたいと思います(*^-^*)
これからもよろしくお願いします(´▽`*)♪
聖 | URL | 2017/03/04 23:02 [編集]




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