夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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Tranquilizer 2

類が27歳の時、父親が再婚した。
その相手は類の1歳年下。
当然『母』と呼べるはずもなく、つくしとはほとんど顔を合わせることもなかった。



ある晩のこと。
類は翌日の商談のことで確認したいことがあり、孝の部屋を訪れた。
いつものように軽くノックをした後、その扉を開けようとした瞬間。


『あっ…ん…あぁぁ…』
『ん…くっ…はぁぁ…』


それは紛れもなく、両親の声。
切なげに響くその声に、思わず耳を塞ぎ、その場から走るようにして立ち去る。
類とて、女性を知らないわけではない。
夫婦なら当然…とは思うのに、嫌悪で胸が悪くなる。
父親…よりも、つくしに対して。




父親に紹介される前から、つくしのことは知っていた。
はっきりと自覚していたわけではないが、少なからずつくしを特別視していたから。

最初は上司である自分に対して、媚び諂うことのないつくしの態度が新鮮だった。
見た目は平凡なのに、その存在感は誰よりも華があって。
類に取り入るわけでもなく、気取った風もない。
今までの女たちとは違う魅力に、類の心は自ずと惹かれていった。

そんな彼女の良さに気付いてしまえば、目が離せるわけがない。
ふとした瞬間に見せる笑顔や少し疲れた時のアンニュイな表情。
来客に応対する柔らかな物腰、理不尽なことに屈することのない毅然とした態度。


もっと彼女のことを知りたい。
もっと彼女のいろんな顔を見てみたい。


そんなことを考えていた頃、父親から『結婚を考えている女性がいる』と告げられた。
母親が亡くなって20年以上経っていたし、類ももう子供ではない。
父親の気持ちを考えたら、反対する理由なんてなかった。

けれど、父親が連れてきた女性を見た瞬間、類は言葉を失った。



類には、つくしを継母として受け入れられるわけがない。
それは亡くなった実母への思いもあったが、それ以上に、類にとってつくしは一人の『女』だったから。
父親より、誰より、先に出会いたかった。
誰よりも愛していると囁き、その体に触れたかった。
けれど…今の彼女に触れられるのは自分じゃない。


その現実から目を背けるように、類は花沢の邸を出た。


それなのに。
忘れようと思えば思うほど、その存在は大きくなる。
もう聞こえるはずもない、切なげに啼くつくしの声。
快感に身を捩り、更なる刺激を求め、自ら腰を振る姿を想像してしまう。
そんな彼女を思い出すだけで体の中に熱が生まれ、捌け口を探して体中を駆け巡る。

悲しい男の性…僅かに勃ち上がったそこがつくしを求めている。
けれど、彼女は父親の女だ。
自らを慰めるように手を添え、滾る熱を吐き出させるしか昇華させる方法はない。

「う…くっ…」

そこに快感など、ない。
残るのは空虚な体と吐き出した想いの残骸。
こんなことをいつまで続けるのか。


吐き出せない想いを胸に秘めたまま、5年の月日が流れたー。




相変わらず忙しい日々。
そんな中、つくしは独り溜息を吐いていた。

原因のはっきりしない体調不良。
あらゆる検査を受けたがどこにも異常は見つからなかった。
近々、孝と共にフランスへ行かなければならず、焦りと不安でさらに体調は悪化していた。

「大丈夫かい?」

優しい夫の言葉に、無理矢理笑顔を作る。
が、その顔は、端から見てもわかるほどに痛々しかった。

「辛い時は無理に笑わなくていいよ。
 私の仕事のせいで、無理が祟ったんだ…本当にすまない。
 今度のフランスは私一人で行くから、つくしはここでゆっくり休んでいなさい」

「え…でも…」

「つくしは真面目だから、むこうに行ったらまた無理をしてしまうだろう?
 私がいない間は類に邸に戻ってもらうよう頼んであるから、心配はいらないよ」

「…専務が?」

「あいつだって心配してるんだ。
 ゆっくり休んで、早く元気になってくれないと、私も類も気が休まらないからね」

「…ごめん、なさい」

「いいから、少し寝なさい。
 私は隣の部屋で仕事をしてるから、何かあったら呼ぶように」

「…はい」

大きな手がつくしの頭を撫でる。
その温もりに安心したようにつくしが目を閉じると、孝は自室へと戻っていった。



パタンー。


扉の締まる音を確認して、つくしはそっと目を開けた。

ー 専務がこの邸に戻ってくるんだ…


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


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Tranquilizer | 2017/03/25 06:00 | コメント(2)




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| | 2017/03/25 12:42 [編集]


凪*様
こんばんは~☆彡

好きな女が他の、それも父親に抱かれてるなんて、類には耐え難かったでしょうね…ごめんよ、類(´・ω・`)
普通ならここで嫌いになるか諦めるか、するんでしょうけど(^▽^;)
類にはつくしを一途に想っててもらいたい!
…私の勝手な希望です(笑)

こんなウジウジした感じは好きではないのですが。
まぁ、これも全部前振り?なので(笑)
そのうち糖度も上がると思います(*^-^*)
それまで、もう少しお待ちくださいね♪

ありがとうございました(´▽`*)♪
聖 | URL | 2017/03/25 22:34 [編集]




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