夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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Tranquilizer 17

それから1週間後。
つくしは孝の手紙にあった通り、アンティーブの邸へと身を寄せた。


孝との離婚が成立し、晴れて類との関係を認めてもらえる…と思っていた。
しかし、現実はそう甘くないことを知る。


『民法第735条 直系姻族の間では、婚姻をすることができない。第728条又は第817条の9の規定により姻族関係が終了した後も、同様とする。』


つまりは、一時的であれ、親子の関係にあった類とつくしは結婚することはできない。


『再婚禁止期間が過ぎたら、すぐ結婚しよ』


そう言っていた類の言葉が胸に刺さる。


5年前。
孝へ嫁ぐと決めた時、類への想いを断ち切るべきだった。
孝の愛情を受け入れ、もっと愛する努力をするべきだった。


けれど。

類を愛したこと。
類を受け入れたこと。
類と歩む未来を選んだこと。

そのことは絶対に後悔しない。
この先、何があっても。



つくしが日本を発つ、その日。
見送りに来たのは嘗ての上司であり、孝の秘書である宮野だった。

「社長から諸々の話は伺いました。
 私としてはとても残念ですが、これもあなたの人生です。
 フランス本社の新しい社長は少し気難しいかもしれませんが、あなたなら大丈夫でしょう。
 困ったことがあれば、いつでもご連絡ください」

「ありがとうございます。
 社長…と、専務のこと、くれぐれもよろしくお願いします」

「承知しております。
 その点はご心配なく。
 ニース空港にはアリーシャが出迎えに来るはずです。
 諸々の手続きなどは彼女に聞いてください」

「わかりました。
 いろいろお手数をかけてすみません」

「社長は、あなた方のことを応援すると仰っていました。
 ご存知の通り、あなた方の前には抗いようのない法の壁があります。
 ですが、社長もあの方も、諦めてはいません。
 ですから、あなたも諦めず、気持ちを強く持っていてください」

「…はい。
 社長に伝えてください…必ず、幸せになります、と」


その決意を深く胸に刻み、つくしは前を向く。

いつか、必ず幸せになる。
類と、一緒に。
それが、たとえどんなに険しい道のりだったとしても。
類を愛して生きていくと決めたのだから。



***



フランス・パリにある、花沢物産フランス本社。
赴任早々の新社長を待っていたのは、山のような書類と分刻みのスケジュール。

「…何なの、これ」

溜息と共に吐き出した不満に、社長秘書であるアリーシャはクスッと笑みを零す。

「前社長からの『プレゼント』だそうですよ」

「…どういうこと?」

「『俺の大切な物を奪ったアイツには、これでも足りないくらいだ』ですって」

「ふーん…」

「前社長ったら、帰国する前の数日は全然仕事にならなくてね。
 突然『気分転換してくる』って言って、アンティーブに行ってしまって。
 その間に溜まった仕事は、全部あなたに任せるって言ってましたよ」

「ずいぶん勝手だな」

「勝手なのはお互い様でしょ?」

「…そうかもね」

再び溜息を吐くと、類は書類の山へと手を伸ばす。
そんな類に、アリーシャは容赦なくその後のスケジュールを話し始めた。


アリーシャの話す声を聞きながら、思うのはつくしのこと。

これがつくしの声だったら、こんな仕事の山、苦にならないのに。
いや、でも…それはそれで、仕事にならない、かな。


フランスで結果を残すことが、自分たちの未来を左右する。
一刻も早く、つくしを迎えに行きたい。
だから、今はただひたすら耐えるしかない…とは思っているのに。


ー つくしに、会いたいな…


そう思ってしまうのはしかたのないことだろう。



「ねぇ…日本からあの人連れてきてよ」

「…私ではご不満ですか?」

「そういう意味じゃなくて…」

「お気持ちは解りますが、今はその山のような書類を片付けることが先決です。
 それが終わらないうちは休暇もありませんので、がんばってくださいね」

その言葉にムッとして、アリーシャを軽く睨む、が。
さすが長年社長秘書を務めているだけのことはある。
そんな類の不満も意に介さず、にっこりと微笑む。

「ちぇっ…わかったよ…」

類は反論することを諦め、三度溜息を吐いた。
 
「わかっていただけて嬉しいわ。
 早く仕事を片付けてくれないとデートもできないじゃない…お互いに」

「ふぅん…あんたにそんな相手がいるとはね」

軽口をたたきながらも、書類へと目を通す。
ようやくその気になった類に安堵の息を吐きながら、アリーシャは少し寂し気に笑った。


「私だって会いに行きたいわ…タカシに、ね」


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


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Tranquilizer | 2017/04/11 06:00 | コメント(2)




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| | 2017/04/11 23:30 [編集]


ず*様
こんにちはっ♪
いつもありがとうございます(*^-^*)

類のパパですからね…悪いだけの人にはしたくなくて(笑)
そうそう。
つくしなら自分だけ幸せになるのは絶対遠慮しちゃいますし(^▽^;)
なので、類パパにも幸せになってもらわないとね!(笑)

類とつくしの再会はまだ先…かも?
ってことは、この話はまだ終わらない?
あらら…どんどん話が長くなってる?

毎度このパターンですみません(^▽^;)
もう暫くお付き合いくださいませ(´▽`*)♪


聖 | URL | 2017/04/12 16:01 [編集]




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