夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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おはようございます。

相変わらずの不定期更新ですみません。
今回は類パパ目線です。
そろそろ話が進みそうな感じ?

それではどうぞ♪


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


急遽決めた欧州各国の視察。
それは海外支社の経営や業績を確認し、万が一に備えるために必要な作業。
もしフランスから撤退するとなれば、その後の欧州での活動拠点を移転させなければならない。
とても大がかりで、非常に面倒なことではあるが、単なる脅しと捉えられては困る。

リスクなど、百も承知だ。
一時的でも、経営は危ぶまれるかもしれない。
それによって欧州経済が不安定になることも考えられる。
社会的不信感、批判の声も上がるだろう。
しかし、それを推してでも幸せにしてやりたい。

類のため、つくしのため。
そして、今は亡きエレーヌのために。


決断は、した。
後は実行するのみだ。




視察の途中、アリーシャを新たなパートナーとすることを決めた。
エレーヌが亡くなって以後、いつでも傍らにいた存在。
日本に来たばかりの頃は幼さも垣間見えたが、あれから25年が経ち、今は立派な企業人だ。
彼女が自分に対し、特別な感情を持っているのも何となくは感じている。
応えるべきか否か、悩んだ時期もあったが、その答えは未だに出ていない。


エレーヌとアリーシャは姉妹でありながら、母は違うと聞いている。
外見も全く違っていて、どちらかというとアリーシャの方が父親似なのだという。
けれど、芯の強さは姉にも引けを取らない。
強情とは違う、気の強さ。
豊富な知識と女性ならではの柔軟な思考に助けられたことは一度や二度ではない。
それでいて、社長秘書というポジションに拘り、要職を頑なに断り続けている。

「私は義兄さんとルイを支えるために来たの。
 だから、今のポジションで十分よ」

満足そうに笑ったその顔に、躊躇いの色はなかった。


パートナーとしてアリーシャを伴って公の席に出ることが、様々な憶測を呼ぶことは解っていた。
彼女はジダン家の二女であり、エレーヌの妹。
その選択は、ジダンとの繋がりを強固にしたい花沢の思惑。
そのためにつくしはお払い箱になった。

古い人間なら知っている…類がエレーヌの子供であること。
そして裏に通じている者なら知っているかもしれない…ジダンが類を後継にと目論んでいることも。
が、花沢は類を後継にすると公表している。
それを覆されないために、花沢がジダンを囲い込む作戦。


行く先々で耳にする噂話。
それを辟易した気分で聞きながらも、僅かに安堵していた。
それは類とつくしの関係が表立っていないこと。
妊娠週数や離婚時期を考えれば、その子供の父親が誰なのか、要らない詮索を受けかねない。
事実は判明しているとはいえ、心無い噂につくしが傷付く姿は見たくない。
それでなくとも初めての妊娠で心が揺れやすいのだ。
そのためのカモフラージュ。
二人の関係が確かなものになるまでは、自分が何と噂されようと気にもならない。

「アリーシャには嫌な思いをさせてすまないね」

「ふふ…そんなことだろうとは思ってましたよ。
 でも、あの人はきっとこの程度じゃ…」

「ああ、わかってる。
 あちらが動き出す前に手を打たないと。
 のんびりしている時間はなさそうだ」

「ええ。根回しは完璧よ。
 明日の面会でその結果が出る。
 まぁ、あなたとルイに血の繋がりはないし、ルイとツクシも養子縁組はしていない。
 同じ直系姻族といっても他のケースとは違うわ。
 それにルイはフランス国籍を持ってるから、多少は寛容な措置が期待できるんじゃないかしらね」

「だといいけどね。
 私もフランスは気に入っているし、できればこのままいい関係を保ちたい。
 類がこの先、花沢を仕切る上でもフランスとの関係は重要になるだろうし。
 そして、つくしの存在も大きな力になるはずだ。
 だから、何としてもうまくいってほしいんだ…」

祈るように手を組み、額に押し当てる。
その姿は大企業のトップとは思えないほど頼りなく見える。
これまでに何度となく大きな局面を乗り越えてきたはずのなのに。
しかし、そんな人間臭さも、アリーシャには微笑ましく見えた。

「大丈夫よ。
 ルイには姉さんも付いてるわ。
 あの人が見守っている限り、ルイは幸せになれる。
 だからあの二人の行く先には必ず幸せが待ってる。
 私はそう信じてる」

当てていた額を手から離し、孝は驚いたようにアリーシャを見つめた。
そして少し嬉しそうに微笑むと、再び元の姿勢へと戻す。

「今日ほど、君が頼もしく思えたことはないな。
 本当に秘書にしておくのは勿体ないよ」

「けど、秘書だから、こうしてあなたの力にもなれる。
 あなたの傍で、あなたの望む未来を、一緒に見ることができる。
 それは私にとって、何より幸せな生き方よ?」

柔かな口調が、それが心からの言葉だと思わせる。
エレーヌも、つくしも、それぞれに孝を想っていた。
けれど、アリーシャのその言葉はそれ以上に深く温かく感じた。

「…本当に、勿体ないよ」

再び吐いて出た声は弱々しく、僅かに震えているようにも聞こえた。

「社長…明日はきっと幸運な日になるわ。
 だから今日はゆっくり休んでください。
 また明朝、お迎えにあがりますから」

「ああ、そうしよう。
 君もゆっくり休みなさい」

「はい…では、失礼いたします」

「おやすみ…いい夢を」

パタン、と静かに閉まった扉を見つめる。
静まり返った室内が、これほどに寂しく感じるとは思わなかった。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


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Tranquilizer | 2017/06/26 06:00 | コメント(2)




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| | 2017/06/27 00:13 [編集]


ず*様
こんにちは~!

仕事してる時はすっごく時間が遅く感じるのにね(^▽^;)
そして、今年ももう半分終わろうとしているなんて…あぁ、恐ろしい(>_<)

家のことも、仕事も、ブログも、やらないと!って思うと疲れますから。
無理せずまったりやっていきたい…ま、仕事だけはそうはいかないんですけどね(笑)
けど、あまり気負わずにいきたいな、とは思います(^^)

ず*さんも、ご無理はいけませんよ?
時間のある時に、ゆっくり、まったり、どっぷり類つくに癒されてくださいね♪

ありがとうございました(´▽`*)
聖 | URL | 2017/06/28 12:39 [編集]




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