夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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vacances d'été 第1話 -聖-

第1話



1_sei.jpg
Illustration de Mme Yako. Remerciement spécial!!









青い空、白い雲。
遥かに見える水平線はどこまでも続き、その果てはない。

国際通りの賑わい。
長閑に広がる田園風景。
かの昔の、切ない記憶を物語る、様々なモニュメント。

初めて訪れたここは、そんな色を併せ持つ、小さな島。

照りつける太陽と、頬を撫でる海風。
愛しい恋人と過ごす非日常に、期待で胸が騒がしい。
「類!早くっ!行こ!」
無邪気に笑う、その笑顔は太陽より眩しい。
「クスッ…つくし、はしゃぎすぎて転ばないでよ?」
白い砂浜へと駆け出すその姿に、類は口元を緩めた。


**


この春、つくしは大学を卒業し、花沢物産へと入社した。
花沢といえば日本でも有数の大企業。
しがない一庶民のつくしがなぜそんな大企業に就職できたのか。

それは、つくしの恋人が花沢の跡取りだったから。

卒後の身の振り方に悩んでいた時、さもそれが当然かのように、その男は平然と宣うた。
「ん?つくしはうちに来るでしょ?
うち以外のとこに就職するなんて、俺が許すとでも思ってた?」
その一言で、それが既に決定事項であることを知る。
「え?でも、あの…」
抗う言葉はキスで封じられ、思考は熱に飲み込まれる。
「もしどうしても他の会社に行くって言うんなら、このままナカに出すよ?」
グッと押し込まれた熱に、つくしの体は小さく震える。
「ゴムしてないから、このまま出したらデキちゃうかもね。
俺としてはそれでも全然構わないけど。
うちの親も、つくしとの結婚には反対してないし、子供がデキたらすぐ結婚するって言ってある。
そしたら就職どころじゃないよね」
クスッと不敵な笑みを浮かべ、ゆるゆると腰を揺らす。
堪らず零れた甘い声に、類は更に笑みを深くする。
「他の、誰かも知らない男の所になんか、行かせない。
つくしは俺のだからね…わかった?」


こうして、牧野つくしの就職は決まった。



それから数ヶ月。
季節は夏を迎え、周りは夏季休暇の話題で盛り上がっている。
「つくしはどこか行きたいとこ、ある?」
「へ?行きたいとこって?」
「そろそろバカンスの予定を決めないと、でしょ?」
多忙な花沢専務にバカンスなんて行く余裕があるのかと思いながらも、思ってもみないお誘いに心が沸き立つ。
「バカンスか~…夏だし、避暑地もいいけど、マリンスポーツもいいよね」
そういえば、沖縄って行ったことないなぁ…
知らぬ間に呟いていた言葉に、類はクスリと笑う。
「じゃあ、沖縄にする?うちの別荘あるし。
地中海とかオセアニアとかでもいいけど?」
「へ?沖縄?地中海?」
「せっかくの恋人とのバカンスだよ?
それとも、つくしは俺と行くのは嫌?」
目の前の、見目麗しい恋人は少し寂しそうに小首を傾げる。
「そ、そんなことは断じて…っ!
あたしは類となら何処でも…」
「そ?んじゃ、沖縄で決まりね。管理人に連絡入れて、準備させとく」
器用な手つきでスマホを操作し、沖縄にいる管理人へと連絡を入れる。
その脇で、つくしは類とのバカンスに心躍らせていた。
「沖縄か~…マリンスポーツもいいけど、美味しいものも食べたいな~」
つくしもスマホで沖縄の観光案内を調べて始めた。
ー 折角だし、水着新調しよっかな…
相変わらずダダ洩れな呟きに、類の口元が緩む。
「つくしの水着は俺が選ぶからね?」
耳元に落ちた囁きに、つくしは途端に顔を赤らめる。
そんなつくしが可愛くて、類はチュッと小さなキスを落とした。
「ちょっ…ここ、会社…!」
「そんな顔するつくしが悪い」
「なっ…」
「楽しみだね、バカンス」
嬉しそうに微笑む類に、つくしは怒る気も失せ、クスッと笑う。
「うんっ!いっぱい遊ぼうね!」
邪気の無い、幼さの残る笑顔に、類も楽しそうに笑った。




羽田空港、国内線出発ロビー。
バカンスシーズンの今、ロビーは多くの観光客で賑わいを見せる。
人波を縫うように歩く類を見失わないよう、つくしも必死にその背中を追うように歩く。
すれ違いざまに振り向く視線。
いつものこと…と思いながらも、小さく溜息を漏らす。

一瞬止まった足…が、その直後に大きな手がつくしの手を引いた。
「人多いから。迷子にならないようにね」
人目を憚らず繋がれた手に、頬を染めながらも安堵が広がる。
「うん、ありがと」
繋いだ手をギュッと握り、再び目指す場所へと足を向けた。



賑わう人波を縫うように、その男も足を進めていた。
「ったく…俺だって休みてぇんだけど…」
ブツブツと愚痴る声は誰の耳にも届かない。

1週間ほど前に来た、実家からの帰還命令。
父親が管理を任されている別荘の手伝いに来い、とのこと。
急に決まったことでバイトを手配する時間がない、と嘆く父にその男ー金城槐(きんじょうかい)ーは盛大な溜息を吐いた。
「ハイハイ…その分、バイト代は弾んでくれよ」

ま、暫く帰ってなかったし、ちょうどいいか。

窓から見える、四角い空を見上げる。
幼い頃、祖父母の家で見た、果てしなく広がる青空。
燦燦と注ぐ日射しでキラキラと光る、澄んだ海。
過去の傷を癒してくれたその情景に、懐かしさが込み上げる。


遥か昔、というほど前ではない。
両親の勧めで入学した英徳学園高等部。
周囲のセレブな奴らを横目に、のんびりと高校生活を過ごしていた。
そんな槐に、突如として降りかかった火の粉。
何かをやらかした記憶はない。
ただ、毛色の違う槐を揶揄うために始められた『遊び』。
それが、後に『赤札』と呼ばれることになったことを槐は知らない。

高い入学金を払ったのに、数ヶ月で辞めてしまった高校のことなど思い出したくもない。
あの後、両親とともに、父の実家のある沖縄へと引っ越した。
東京とはまったく違う空気。
台風の時期は荒れ狂う天候に命の危機すら感じた。
だが、それはあの時感じた恐怖とは違う。
あれは、槐の心を壊すのには十分すぎた。

逃げた自分を恥じる気はない。
今こうして安穏と生きていられるのは、あの時の決断故だとも思える。
就職を機に、戻ってきた東京での生活は悪くない。
が、時々恋しくなるのはあの青空と海風だった。


3時間のフライトで降り立った沖縄の玄関口。
東京とは違う熱気に、心が浮き立つのを感じる。
「さて、息抜きがてらにやりますか!」
実家へと向かうべく踏み出した一歩。
が、その足に、然して重くもない衝撃を感じる。
「ってぇ!何すん…」
「あっ!ごめんなさいっ!」
トイレから出てきたであろう、小柄な女は忙しなく頭を下げる。
「ほんと、ごめんなさいっ!怪我とか…」
「…いいよ、大丈夫。急いでんだろ?早く行けよ」
本当に、大して痛くはなかった。
なのに、目の前の女は申し訳なさそうに謝り続ける。
その下げた頭をポンポンと撫で、槐は出口へと足を向けた。

「ちゃんと前見て歩けよ、お嬢さん」

槐の穏やかな声に、もう一度女の声が響く。

「ほんと!ごめんなさい!ありがとう!」


その出会いは一瞬。
立ち去る後ろ姿をチラリと振り返り、思わず零れた笑みはごく自然なものだった。





Rendez-vous demain...


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初めまして🎵
今日は👋😃
多分コメントするのは初めましてです😜
いつも読み逃げしてるので…
ごめんなさい🙇
なんとなくお話しを読むと一話目からエロ類君がチラホラと…
こうなるとこれからのお話しRが多いと期待大です😍
皆様〜ファイティン💕

キム | URL | 2017/08/21 15:46 [編集]


キム様
初めまして(*^-^*)
コメントありがとうございます!
読み逃げも歓迎ですよ~(笑)
初参加のくせに、トップバッターに手を挙げてしまった身の程知らずですみません。
うまくバトンが渡せているかわかりませんが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
1話目からエロ類君ですみません(^-^;
けど、こんなのはかわいいもんです!
この後に続く巨匠たちのお話も乞うご期待!です(笑)
おまけの小話も楽しんでくださいね♪
コメントありがとうございました!

聖 | URL | 2017/08/22 07:53 [編集]



聖様 初めまして(*^^*)♡
お話ありがとうございました。
ナカだしを武器に花沢に就職させる類くん(笑)を
まさか頭で読めるとは・・・大変よかったです。
そして、出ました!
オリキャラ3代目「かい」の「金城 槐」
凄い名前ですね。
オリキャラ好きのワタクシ♡
今回も楽しみにしてます。
そして気になるのは、
小話で、類くんがつくしに着せたかった水着であります。
お話ありがとうございました。

さとぴょん | URL | 2017/08/23 00:13 [編集]


さとぴょん様
はじめまして(*^-^*)
お越しいただき、ありがとうございます♪
いきなりこんなスタートですみません(^▽^;)
けど、仲睦まじい類とつくしなので、お許しください(笑)
オリキャラ三代目「金城 槐」君はいかがでした?
爽やか好青年風に書いたつもりでしたが伝わったかなぁ?
過去のいろいろはこれから明らかになることでしょう。
ぜひ楽しみにしてみてくださいね(^^♪
小話の方も読んでくださって、ありがとうございます。
類がどんな水着を選んだんでしょうね?(笑)
おそらく泳ぐ目的では選んでないかと…(。・w・。) ププッ
リレーはまだ続きます!
続きもお楽しみくださいませ♪
コメントありがとうございました~(´▽`*)

聖 | URL | 2017/08/24 06:18 [編集]



聖さんおはようございます~
このリレー話、うっかり見逃すところでした💦💦
夏休み前って楽しいですよね~
水着が並んでるところとかつくしちゃんがウキウキする感じが目に浮かぶ~💚
違った意味でそこは類もウキウキしてるかw
類はつくしと部屋で篭ってるので充分満足ですもんねw
もう読んでしまった後でのコメすみません💦
本業のシリアス話も待ってます~(笑)

ずき | URL | 2017/08/30 08:12 [編集]


ずき様へ
こんにちは〜!
すっかりうっかりこちらのコメント見落としててすみません💦
リレー、楽しんでいただけたようで、よかったです🤗
設定上では、初めて2人で過ごす夏…ウキウキする類くんが目に浮かびますね(笑)
水着選びも、そりゃあ楽しかったことでしょう❤️
これからはそれぞれのサイトでの公開になりますが、また除きに来てくださいね💕

聖 | URL | 2017/09/05 12:01 [編集]




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