夢見月~Primavera~

いろいろ妄想中(´▽`*)♪



Calender

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プロフィール

聖

Author:聖
夢見るオトナ目指してます
いつまでも恋していたいね

・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。

二次小説を書いてます。
【花より男子】
花沢類がスキ♡(*ノ∀ノ)

他にもボルテージ系の女子ゲーネタで書く予定!

原作者様及び出版社様、ゲーム開発者様とは一切関係ありません。

無断転載や複製、配布は許可していません。

 あくまでも『二次小説』であることをご理解の上、ご覧くださいませ"○┐ペコッ


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vacances d'été おまけ② -オダワラアキ-

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おまけ②









小悪魔つくしが書きたくて〜
リレー本編とは何の関係もありません。



「西門さんと会うのも久しぶりだよね〜」
「まあ、世の女性が放っておかないしな」
「はいはい……相変わらずですね」
総二郎とは高校の頃からの付き合いで、気を許した間柄でもある牧野つくしは、スライスされたオレンジが入ったアイスティーを美味しそうに口に含んだ。
清々しいまでに総二郎に何の興味も示さなかった女は初めてで、遊び人としての腕がなると思ったのは、はるか昔のことだ。
今はもう、情欲を向けてはならない相手だと理解しながら対峙する術を身につけた。
「つくし、総二郎と話すと妊娠するよ」
ほら、来た……と総二郎はやや辟易した表情で目の前に座る男に視線を移す。紆余曲折はあったものの、焦がれて止まない相手を手に入れて数年。今やそのバカップ……仲睦まじさは尊敬に値するほどだ。
「えーやだ、西門さん……まだそんなことしてんの?」
「おいおい、つくしちゃん……そんなことって何だよ……男にとっては大事なことだろーが」
綺麗な仕草で紅茶を口に含む男の姿は、誰の目にも華やかで花の蜜に吸い寄せられる蝶の如く女の視線を集めている。
まあ、俺が店に入って来た時も同じようなもんだったけど……と総二郎は一人心の中で嘯く。
「あたし、ちょっと化粧室行って来る」
「おーつくしちゃんが“化粧室”とは、お前も大分類の恋人、つーか婚約者の自覚が出て来たつーことか?」
つくしは立ち上がり、幼子のように口を尖らせて総二郎を睨む。その仕草すら最近は懐かしいものだ。
「いちいち揶揄わないの……もう二十七にもなれば年相応の品ぐらい身に付きます」
隣に座るつくしを、類は何も言わずに柔らかい笑みを持って見送っていた。
確かに、変わったと思う。高校時代にはなかった艶めいた表情や、大人の女の余裕が見え隠れするようになった。言い方は悪いが、昔のままの牧野つくしでは、とても類の隣には相応しくなかった。本人たちの感情は別にして、育った環境がそうさせていたが、時を経てつくしはつくしのままで美しく変わっていったように総二郎は感じていた。
「総二郎、つくしのこと見過ぎ」
幼馴染みでなかったら、一瞬背筋がヒヤリとするような声色で類が口を開く。総二郎にとっては慣れたものであったが、いちいち突っかかれるのも面白くない。
「お前は嫉妬し過ぎ」
同じような瞳を持って睨み返せば、類はそれ以上何も言っては来なかった。
テーブルに置かれたスマートフォンが振動し、着信を知らせる。
「牧野のか?」
総二郎が言うが早く、類は勝手知ったる動作でスマートフォンのロックを解除すると、メールだったのかその文面にサッと目を通した。
「おいおい……」
そこまでするか、というのが総二郎の率直な感想だ。確かに婚約者であるつくしがスキャンダルを起こせば自分たちの仕事にも影響を及ぼす。しかし、類の行動はそれを考えてのことではないだろう。
「お前、ちょっと執着心強過ぎねえ?」
「だって、俺がいない時に何するか分かんないし」
つくしは不義を働くような女ではない。そのことは幼馴染みの間においても疑いようのない事実だ。彼女は類だけを愛し、他の男になど目を向けることはない。それほどに実直で誠実な人間だ。
なのにこいつは婚約者のことを信じてやれねえのかと思えば、総二郎の中に苛立ちとも思える感情が芽生える。
「浮気でも疑ってんのか?」
先ほどよりも遥かに冷ややかな視線を向けて聞けば、それは総二郎の誤解であったことが瞬時に分かる。
「まさか……浮気なんかしたら相手の男殺すし」
「じゃあ何が心配なんだよ」
「色々と邪魔な虫が多いんだよね……」
類が懸念するのも何となく分かるような気がして、総二郎は類がテーブルに置いたつくしのスマートフォンを気遣わしげな表情で見つめた。



見知った背中を見つけて、中島は嬉々としながらロビーを早足で駆ける。
さすがに余裕がないと思われたくはなくて、声をかける前に歩みを遅めて息を整えた。
「牧野さん!」
キョロキョロと辺りを見回して振り返った彼女は、サラリと靡く黒髪が美しい中島の同僚だ。中島にとっては、意中の人でもある。
「あれ、中島くん……どうしたの?」
何か用と言うようにキョトンとした表情で首を傾げるつくしは、外見の美しさと内面にある純情さのギャップで随分と前から中島を虜にしている。
「俺も仕事終わったんだ……牧野さんも帰りだよね?もし良かったら飯でもいかない?」
背は百六十はあるだろうか、しかし華奢なつくしのウエストは大柄な中島の腕ほどしかないように思う。中島は太っているわけではないが、筋力トレーニングが好きで自宅にもマシンを置いているため、毎日のトレーニングを欠かさない。
美しく清楚な印象とは裏腹に、つくしは屈託なく笑い男勝りな部分も持ち合わせていた。そういうところが、非常に好ましいと思う。
「あたし今日はカツ丼の気分!」
「ははっ、牧野さんってそういうとこ可愛いよね。牧野さんならデートで牛丼屋連れてっても喜んでくれそう」
何度となく遠回しに誘いをかけては見るものの、気付いていないのか全てにおいて上手く躱されてしまう。
「牛丼も好きだよ?ほら、早く行こう!あたしお腹すいた」
「お伴します」
グイッと腕を引かれて、満足げに口元が緩む。どうせすぐ離されることは分かっているけれど、ロビーにいる他の社員に見せつけたくなる、そんな気分。

つくしの要望通り、会社近くの安い早い美味いが売りのカウンター席しかない店に入る。
入り口付近で食券を買っていると、背後にいた店員がチラリと彼女に視線を向けた。中島は誇らしい気分で、つくしを席に誘導する。
フランス料理でもイタリア料理でもデートらしい場所へ連れて行きたいという思いはあるが、そういう店を好まないことは、彼女のファンの間では有名な事実だ。
自分に回ってきたチャンスを逃したくはない。
「ん〜やっぱカツ丼美味しい!この味だよね〜」
大きく口を開けてカツ丼を頬張るつくしは、本当に美味しそうに食事をする。しかし、食べ方は綺麗で、まるでコース料理を食べているかのようだ。唇についたリップは全く取れていない。
咀嚼する音すら聞こえない横顔に、つい魅入ってしまう。
「中島くん、食べないと冷めるよ?」
「あ、ああ……だよね。美味しい?」
「ん〜奢ってくれてありがと!」
毎日でもご馳走してあげると口を開きかけて、中島は思い止まる。
テーブルに置いたつくしのスマートフォンが振動し、つくしは箸を置くと口の中に含んでいたカツ丼を飲み込み、こっそりと耳に当てた。
「あ、類?ごめん、今中島くんとご飯食べに来てるの……うん、うん……食べ終わったら帰るよ。……怒るの?どうして?」
話している内容は不穏だが、つくしの頬は薄く赤らみ嬉しそうに笑みを浮かべている。
電話は一分も経たずに切られ、どうやら電話の相手は怒っているようだと知る。
「牧野さん……もしかして今のって恋人……だったりするのかな?」
同志たちよ──重大な事実を知ってしまった、と中島は一人肩を落としながら、つくしに問い掛けた。
「え、あー恋人……だけど、内緒ね」
つくしはピッと立てた人差し指を唇に当てる。その動作すら甘い恋人たちの内緒話のようで、中島は妄想に捕らわれた。
しかし、冷静になってよく考えれば、つくしが中島の名前を出すということは、かなり自分に近い人物──会社関係者、ということになるのではないか。
「類って人と付き合ってるんだ」
同僚の名前を一人ずつ思い浮かべながら、誰だと必死に探る。しかし、同じ部署内に類の名前を持つ男は存在しない。では、別の部署かと頭を働かせながら、つくしから情報を引き出そうと、諦めの悪い自分がいた。
「もー忘れてよ。恥ずかしいな」
「なんか怒ってたけど、結構束縛したい人なんだね」
つくしの恋人を貶めるつもりはないけれど、淡く散ってしまった恋心をどこにも消化出来ない中島の気持ちも分かって欲しい。それぐらいは、許されてもいいはずだ。
「んーそうかな?でも、束縛って良くない?愛されてるって感じられるじゃない」
「えっ、もしかして俺と飯行くってのも当てつけ?」
「どうでしょう?」
今まで見たこともないほどに、口元を綻ばせたつくしは、その場にいた誰よりも美しく妖艶な笑みを浮かべた。
「うわーやられた」
「だって、あたし……あたしのことで頭の中いっぱいになってる類が好きなんだもん」
ご馳走様でしたとつくしが箸を置いて、立ち上がった。
安い早い美味いが売りのカツ丼チェーン店に似つかわしくない仰々しい車が、キィっと小さく音を鳴らして停まる。
人々の騒めきに何事かと振り返り、中島の目は驚愕に見開かれた。
つくしの惚気を聞き流しながら、自分の失態を目の当たりにする。

マジかよ。何で気付かなかった、俺。
専務の名前って“類”だ──うわぁ、あれめっちゃ睨んでる。
もう死亡フラグ立ってんじゃん……。





fin


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どうしました?👀
アキ様💓
おはよう👋😆✨☀ございます❗
残暑厳しい中、やっと今日から学校が始まります✌
ところで、ところで?
エロと言えばアキさん、アキさんとエロと言うくらい(失礼)
なのに、エロが…
エロ大好き💓♥❤ババサマは少し物足りないザンス❗
アキさんの花男の類つくのエロが読みたいです⤴
復活はなしですか?

キム | URL | 2017/08/28 08:25 [編集]


キム様
コメントありがとうございます♬
もう笑ってしまうのでやめて〜_:(´ཀ`」 ∠):
たまーにキュンキュンするのが書きたくなるんですよ(笑)
そもそも自ブログの売りはキュンキュン系だったはず……
エロ担当じゃありません……多分ね(笑)自分でも自信がなくなってきました(笑)あれ、わたしエロ担当なのかな???

オダワラアキ | URL | 2017/08/28 09:13 [編集]



アキ様
おまけとは思えぬご馳走ありがとうございました♡
類と総二郎とつくし。
アキ様の、この3人の絡みは、
もう二次会では最高珍味と言っても過言ではないでしょう。
たくさんの二次作家様達にも影響を及ぼしたと言われる
ナツ(夏)の大三角形ならぬ、アキ(様)の大三角形
また拝める日が来るなんて夢のよう(≧▽≦)♡♡♡
総二郎を威嚇する類がカッコいい。
そんな類に睨まれながらも、つくしを目で追う総二郎がまたいいっ!
「総二郎つくしのこと見過ぎっ!」あー・・・萌える萌える。
つくしのスマホを普通に解除して内容を確認する類くん。
これも類くんだから許される行為ですよね。
総二郎に、中島君、青木さん、次から次へと現れる男に
類の心配は尽きませんね。
「あたしのことでいっぱいになってる類が好き」
小悪魔つくし、言ってくれますねー。
小話でも、似た者同士と嫉妬しあうこのラブモード全開のふたり
あまりのラブラブに、なんか腹立ってくるんですけど(笑)
甘くて甘くて、読まずにはいられないんですよね。
美味しくてほっぺが落ちそうでした。
アキ様の類つく・・・相変わらずいいっすねー。
また是非お願いします。

さとぴょん | URL | 2017/08/29 15:40 [編集]


さとぴょん様
コメントありがとうございます♬
たくさんの二次作家さんに影響を及ぼしていたとは知りませんでした(爆)
総二郎と類とつくしの三角関係もう大好きなんですよ!
そして報われない総二郎の恋心が切なくて好き……
いい男じゃなかったら普通にキレられるレベルの嫉妬深さですよね…
携帯見るとかありえない(笑)それを享受するつくしちゃん…確かにイチャつき過ぎて、もうっ!ってなります……
小悪魔な女、普通に嫌いなんですけどね…どうしてだか小説では好きなんです〜!最近ノリノリで類つく書いてるから、時間できたらまた書きますね〜
楽しんでいただけてよかったです♡

オダワラアキ | URL | 2017/08/29 18:36 [編集]




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