Welcome to my blog

Lesson - The 1st unit - sec.1

4
CategoryLesson

告知の通り、新たな連載を始めます。
今回は絶対に短めに!…って、どれくらいが短いのか、よくわかんないけど。
まだ書いてる途中なので、何話になるかはわかりません(笑)

CPは【類×つくし】

原作設定は多少生きてますが、かなり変わってます。
つくしの設定はお話の最初の方で説明してます。
お話はつくし視点。
あとは…まぁ、テキトーで(コラ


それでは、はじまり、はじまり~♪


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


あたし、牧野つくし。
英徳学園高等部2年、ぴっちぴちの17歳。
冬の寒さもなんのその!
蒸かしたてのおまんじゅうを頬張りながら、学校に習い事に、と忙しい毎日。

あたしの家は明治創業の老舗和菓子屋で、パパはその4代目。
創業者である高祖父は、明治維新の動乱の中、《菓匠 真喜乃》を起業した。
美しい見た目に上品な甘さが、文明開化を叫ぶ世の中で『これぞ、日ノ本の味』と称賛され、日本人のみならず海外の人にも高い人気を博したとか。
3代目の祖父の時代は戦後の経済成長にあやかって、事業を拡大。
手作りのよさはそのままに、生産ラインを整備して安定供給を実現させた。
全国の主要都市へと店舗を展開、有名デパートにも出店し、『真喜乃のないデパートは一流ではない』とまで言わしめた。

が。

4代目であるあたしのパパは、娘のあたしから見ても残念な人。
経営のほとんどをママが取り仕切り、『お飾り社長』って言われてる。
まぁ、ママはすっごいしっかり者だし、今のところは特に問題もないんだけどね。


あたしが通う英徳学園は知る人ぞ知る超セレブ校。
幼稚舎から大学までエスカレーター式で、あたしもこのまま大学まで行く予定。
けど、その後が問題で。
家は弟が継ぐ予定だから、パパはあたしの好きなようにしていいって言ってくれてるんだけど。
ママが、ね…。
『つくしは花沢家に嫁ぐの。
 これはあんたが生まれた時から決まってたことだから。』
だって。


花沢家と牧野家の付き合いは古く、高祖父が起業する時に力添えをいただいた、とか。
これまで年齢の釣り合う子供に恵まれなかったせいで姻戚関係にならなかっただけで、両家の間ではそれは暗黙の了解事だった。
花沢に男の子が生まれ、その年の暮れにあたしが生まれた時、両家の両親は相当喜んだって聞いてる。
まぁ、類とは兄妹みたいに育ったし、嫌いじゃない…むしろ、大好きな存在なんだけど。
類と結婚、とか…いまいち現実味のない話だった。


けど、まだ高校生だしね。
これから春休みだし、思いっきり遊ぶぞ~!

…と、思ってたら。

「あ、つくし。
 あんた、春休みの間、花沢家で花嫁修業だから。」と、ママの言葉。
「えぇ~?そんなの聞いてないよ!」
「だから、今言ったでしょ!
 それと、この前優美ちゃんとも話したんだけど。
 あんたたちの結婚は類君の大学卒業の頃にしといたからね。
 あー…でも、もっと早くなるかしら?
 優美ちゃんは早くお嫁にほしいって言ってたしね。
 ま、その辺も含めて、よく相談してらっしゃい。
 くれぐれも、ご先祖様に顔向けできなくなるようなことだけはしないでよ!」

ママの気持ちがわからないほど、あたしは子供じゃない。
パパがあんな感じだから、ママも不安なんだと思う。
この家を、会社を、従業員を、ママは必死で守ってるんだ。
あたしが類と結婚すれば、その不安が少しだけ減る。

類とはこれからもずっと一緒にいたいって思う。
類があたしのことをどう思ってるのかなんて知らなけけど。
でも、いつか、類に『好き』って言ってもらえるようになれたらいいな。



***



春休みに入る前の日。
一足先に春休みを迎えていた類と待ち合わせて、一緒にランチをしていた時のこと。

「あんた、明日からうちに来るんだって?」
「そうなの…ママがノリ気でさ、断れなくて。」
「今時花嫁修業とか、するんだね。」
「んー、何をするかまでは聞いてないけど…って、何するんだろ?」
「何か、つくし用に専属の人を雇うって言ってた。」
「いい人だといいなぁ…。」
ハァと溜息を吐くと、類がクスッと笑う。

あたし、類のこの笑顔に弱いんだよね…。

「嫌なことがあったら、俺のとこ、おいで。」
「類はさ、嫌じゃないの?あたしと結婚するの。」
「ん?全然?
 俺、つくしといると楽しいし、つくしの笑った顔、好きだから。」

突然の『好き』発言に、心臓がドキンと鳴った。

みるみる顔が熱くなって、それを類はきょとんと小首を傾げて見ている。
「どうしたの?顔真っ赤だけど。」
「いや、あのっ…な、んでも…っ」
薄茶色の澄んだ瞳にじっと見つめられ、心臓がドキドキと煩い。

今までに言われたことがないわけじゃないのに。
ママが変に結婚を意識させるから、いつもみたいに笑えない。
「何?ちゃんと言いなよ。」
「へっ?あ、いや!大したことじゃ…」
「なら、言って?」

うぅぅぅ…こういう状況になると、類が絶対に引かないのはわかってる。
あたしが答えるまで、ずっと待っててくれる。
居心地は悪いけど、でも、そんな類に何度も助けられた。
『言いたくないっ!』って顔を背けても、ずっと…。

類にとっては他愛ない一言なのかもしれない、けど。
今のあたしに、そんなこと、軽々しく言ってほしくなかった。

「軽々しく?俺、何言った?」

あぁ…またダダ漏れちゃった。
もういいや…言っちゃお…。

「『好き』とか…軽々しく言ってほしくなかった、だけ…。」

誰にでも言うように。
まるで挨拶?社交辞令?みたいに…。

「…そんな軽い気持ちで言ってないけど?」

ポツリ、と。
呟く声に類を見た。
照れ隠しに背けた頬が、微かに赤い。

「類も…顔赤いよ?」
「…つくしが可愛いこと言うからだろ。」
「可愛いこと、って…。」
「俺、何回も好きって言ったよね。
 けど、それを真に受けなかったのはつくしじゃん。」
「え?だって、それは…」
「それこそ、軽々しくなんて言わない。
 笑った顔が好き。
 怒った顔も好き。
 泣いてる顔も、真剣な顔も。
 つくしのことなら、全部…」

スッと伸ばした類の手が、あたしの指先に触れる。
そして、ゆっくりと手を取られ、類に引き寄せられる。

「…好き、だよ。」

類の唇の感触が指先から伝わってくる。
柔らかくて、優しくて…ほのかにあったかい。

「ん…あたしも、類の全部、好き。」

自覚が遅れてやってくるのは、いつものこと。
言葉にしてみて、本当の本気で類が好きだって気付いた。

「…よかった。」

指先に触れる唇が幸せそうな弧を描く。
嬉しそうに微笑む類は、本当に綺麗だと思った。



***



春休みに突入した、その日。
迎えの車から降りてきたのは、類だった。
「類直々のお出迎え?」
唖然とするあたしに、クスッと笑った類がパパとママへと軽く会釈をした。
「春休みの間、大事にお預かりします。」
「類君、よろしくね。
 何なら、そのままでも…。」
「ちょっ!ママ!何てこと…っ!」
慌てるあたしを横目に、類は平然とした様子であたしを引き寄せた。
「そういうことなら、喜んで。
 両親も、つくしにずっと居てもらいたいって言ってたし。
 それに、花嫁修業って結構時間かかるみたいだからさ。
 正直、春休みだけじゃ時間が足りないんだって。」
「そうなの?」
「うん。だからさ、ママさんのお許しももらったし、ゆっくりやんなよ。」
「そっかぁ…いろいろあるんだね。」
妙に納得してしまい、類に促されるまま、車に乗り込む。
「じゃあ!パパ、ママ、行ってきま~す!」
無邪気に手を振って、両親と別れた。
広い車内…なのに、あたし達は寄り添うように座っている。

ずっと、こうして類と寄り添いながら生きていくんだ。

そんな夢を抱いて、あたしは花沢のお邸へと向かった。






リビングで類のご両親に挨拶をした後、あたし用にと用意された部屋へと案内された。
今まで花沢のお邸に遊びに来た時はいつも類の部屋だったから、何だか居心地が悪い。
「俺は一緒の部屋でいいって言ったんだけどね。けど…」

「そんな、はしたないこと!
 類様がお許しになっても、私が断じて許しませんっ!」

キリリっと厳しい言葉を発したのは、あたしの教育担当のハナさん。
何でも、道明寺家使用人頭のタマさんの妹さんだとか。
「ちょっと厳しい人だけど、悪い人じゃないから安心してね。」
優美おば様が決めてくれた人なら大丈夫、かな?
「わかりました。
 改めて、ハナさん、よろし…」
「先輩とお呼び!」
持っていた杖をドンっと突き、ジロリとあたしを睨む。
「よろしく、お願いします…先輩。」


かくして、あたしの花嫁修業の日々が始まった。


☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆


皆さまからのコメントや拍手、本当にありがとうございます♪


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

関連記事

4 Comments

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/02/23 (Fri) 22:36 | EDIT | REPLY |   
聖

聖  

み**ゃん様

こんばんは~!

お祝いの言葉、ありがとうございます(*^-^*)
2年経ってもあまり成長がない気もしますが。
これからも細々とマイペースで続けていけたらいいなぁ、と思います。

新連載、どうでしょうね(笑)
花嫁修業…だけじゃ、話は続きませんからねぇ(笑)
重々しい内容だと書くのが疲れるので、軽いテンポでいきたいと思ってます。
どこまで続くかわかりませんが、よかったらお付き合いくださいね(^^♪

ありがとうございました(´▽`*)♪

2018/02/24 (Sat) 03:46 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/09/15 (Sat) 17:53 | EDIT | REPLY |   
聖

聖  

mi***様

こんばんは(*^-^*)

Lesson、いかがですか?
類とつくしが幼馴染という設定は珍しいかもしれませんね。
ただ、そこからすんなりハピエンにならないってのが二次の楽しいところでしょう?(笑)
最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

コメント、ありがとうございました(´▽`*)♪

2018/09/16 (Sun) 23:18 | EDIT | REPLY |   

Add your comment